カシオぺヤ座(Cassiopeia)/星座の基本を学ぼう②

カシオペヤ座(Cassiopeia)

Cassiopeia(カシオペヤ座)

和名 カシオペヤ
学名 Cassiopeia
略符 Cas
設定者 プトレマイオス
概略位置 赤経:1h100m / 赤緯+60°
面積 598平方度
20時正中 12月1日
南中高度 約N66°
主な季節
肉眼星数 約150個

カシオペヤ座

カシオペヤ座は、ローマ字の『W』の形をした星座です。
5個の星で、2等星と3等星からなる星座です。

周りに明るい星がないため、比較的見つけやすい星座と言えます。

北極星を中心に北斗七星があるおおぐま座の反対側に位置しています。
北極星を探すときの道しるべとして用いられることが多い星座の1つです。

 

ギリシャ神話では、

ギリシャ神話では、カシオペヤ(カッシオペイヤ)はエティオピア王のケーぺウス(ケフェウス)の妻であり王妃であり、アンドロメダー姫の母親です。

カシオペヤはとても自慢好きな性格をしていました。

ある日、カシオペヤは『娘の美貌はネレイス(海に住む女神たち)にも優る』と自慢しました。

それに腹を立てたネレイスはポセイドーン(海と地震を司る神)に訴えました。

するとポセイドーンは、ケーぺウス王の住むエティオペアに海の怪物ケートス(くじら座)を遣わし災害を引き起こさせました。

それに困ったケーぺウス王はポセイドーンに許しを乞いました。

ポセイドーンは言いました。

『災害を止めるには、娘のアンドロメダー姫を、海の怪物ケートスに生贄として捧げねばならぬ』

ケーぺウス王は従うしかありませんでした。

こうして神々の怒りをかったカシオペヤは、その罰として岩場に縛りつけられます。
そして縛り付けられたままの姿で星座にされてしまいました。

 

余談ですが、

余談ですが、突然生贄とされたアンドロメダー姫はどうなったのでしょう?

実はアンドロメダー姫が生贄として捧げられた後に、勇者ペルセウス(ペルセウス座)によって無事に助け出されています。
アンドロメダー姫は死なずに済んだのです。

もう1つ余談ですが、椅子に縛り付けられたまま星座となったカシオペア(カシオペア座)ですが、ポセイドーンや他の神々の罰はこれだけではありませんでした。

カシオペア座は、北半球の大部分の地域では水平線の下に没することがない星座です。

これはつまり、カシオペヤが海の下に降りて休息する事さえも許されない。
更に、常に天空を巡り続ける。

この様なとても厳しい罰が与えられているのです。

本当に厳しい世界ですね。

 

という事で、今回はここまで。

いかがでしたか?

あなたも天体望遠鏡でこの星座を見てみてはいかがでしょうか!?

それでは

次回もお楽しみに!


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