ケフェウス座(Cepheus)/星座の基本を学ぼう②

ケフェウス座(Cepheus)

Cepheus(ケフェウス座)

和名 ケフェウス
学名 Cepheus
略符 Cep
設定者 プトレマイオス
概略位置 赤経:22h00m / 赤緯+70°
面積 588平方度
20時正中 10月17日
南中高度 約N56°
主な季節
肉眼星数 約150個

ケフェウス座

ケフェウス座は、3等星や4等星の暗い星が細長く五角形に並んだ星座の為あまり目立ちません。

ケフェウス座は、古代のエティオピア王であるケフェウスの姿を表した星座です。

北天の星座の1つで北極星の近くに位置しています。
日本では一年中見ることができる星座です。

 

ギリシャ神話では、

ギリシャ神話では、ケフェウス(ケーぺウス)は古代のエティオピアの王とされています。

ケフェウスの妻はカシオペヤ(カッシオペイヤ)で、娘がアンドロメダーです。

自慢好きの妻のカシオペヤのある自慢が引き金となりポセイドーンや他の神々から怒りをかったカシオペヤのためにケフェウスは許し得るために力を尽くします。
(詳しくはカシオペヤ座をご覧いただけます。)

後に、妻カシオペヤ(カシオペヤ座)と娘アンドロメダー(アンドロメダ座)は星座に上げられます。

そして、これらの星座を見守るためにケフェウスも星座(ケフェウス座)となったとされています。

 

余談ですが、

余談ですが、ケフェウス座には宇宙の大きさを知る上で、とても重要な星が含まれています。

それは、ケフェウス王の頭部にあたるδ(デルタ)星です。

この星は脈動変光星といい、星自体が膨らんだり縮んだりを規則正しく繰り返しています。

そして星自体の明るさも周期的に変化しています。

この星の脈動周期と明るさの周期には一定の関係があります。

例えば、周期が何日目の場合は実際の明るさはこうであるとわかります。

この様な周期と明るさの関係を利用すると、脈動変光星を実際の夜空で見つけ、その星の明るさを調べて本当の明るさと比べることで、暗ければその星は遠くにあることが確認できる様になります。

少し難しいですが、要約すると前述した様な理由から『宇宙の灯台』と呼ばれる星ということです。

 

という事で、今回はここまで。

いかがでしたか?

あなたも天体望遠鏡でこの星座を見てみてはいかがでしょうか!?

それでは

次回もお楽しみに!


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