天体望遠鏡の基本を知ろう①(各部の名称)

天体望遠鏡の基本的な名称をチェックしましょう!

今回は天体望遠鏡の基本をチェックして行きます。
もう既にご存知の方は先へ進んでくださいね。

天体望遠鏡の各部名称をチェック

まず最初にチェックしておきたいのがこちらです。

天体望遠鏡の各部名称
ここに挙げた各部名称は、天体望遠鏡を購入するときのスペック表などにもよく出てきますので最初に覚えておきたいポイントです。

まず、上図に挙げた名称を簡単に解説して行きましょう。

対物レンズ

対物レンズは、像(物体からの光)を最初に通すとても重要なレンズです。
  • 対物レンズは、像(物体からの光)を最初に通すとても重要なレンズです。
    レンズの直径を口径と呼びます。
    そして口径はmm(ミリメートル)で表します。
  • 口径が大きくなるほど、物体からの光(像)を多く取り入れられるので、レンズ性能も高くなるのが一般的です。
    口径が大きいほど、たくさんの光を集められるために明るくなり、暗い天体の観測・撮影に使えることになります。

接眼レンズ(アイピース)

接眼レンズ(アイピース)は、目に接する側のレンズです。
  • 接眼レンズ(アイピース)は、目に接する側のレンズです。
    ここを覗き込むことで像を確認できます。
  • 対物レンズより取り込まれた実像を拡大して見やすくする役割を持ちます。
    拡大の度合いは、接眼レンズを変更することで調節できるのが特徴です。
    接眼レンズ次第で倍率を変更できます。
    しかし、あまりに倍率を上げてしまうと視野が暗くなったり、像がぼやけたりしてしまいます。

鏡筒

鏡筒は本体の筒の部分を言います。
  • 鏡筒は、見たままですが本体の筒の部分を言います。
    鏡筒の長さも天体望遠鏡としての特徴を知るポイントになります。

ファインダー

ファインダーは、鏡筒に取り付けられた小さな望遠鏡と言えます。
  • ファインダーは、鏡筒に取り付けられた小さな望遠鏡と言えます。
  • ファインダーは、見たい対象物を直接狙って視界に入れるのに使います。
    見たい対象物がファインダーの視界に入った後に、接眼レンズ(アイピース)から覗くのが基本です。

三脚

三脚は、鏡筒や架台を安定して保持し支えるための足と言えます。
  • 三脚は、鏡筒や架台を安定して保持し支えるための足と言えます。
  • 鏡筒や架台の重量に耐え、操作時の揺れが大きくならないよう強度的にも余裕を持った三脚選びをすることも重要です。

架台

架台は、望遠鏡を三脚に固定するための連結部分となります。
  • 架台は、望遠鏡を三脚に固定するための連結部分となります。
  • 架台は、マウントと呼ばれます。
    架台(マウント)は経緯台赤道儀の2種類に大別されます。
    ものすごく簡単に説明すると、
    経緯台は、組み立てやすく扱いやすいのが特徴で気軽に天体観測を楽しめます。
    赤道儀は、安定した天体追尾ができるので天体観測や天体撮影に有利なことが特徴です。

 

いかがでしたか。
今回はここまでです。

スペック表では、これ以外にもたくさんの言葉が出てきます。
慌てずにじっくり勉強して行きましょう。

(参考・・・性能表を理解する用語

次回は、だんだんと専門的な言葉も覚えて行きたいと思います。
スペック表からどんな天体望遠鏡なのかがどんどん分かるようになってくるでしょう!

ではまた。


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