はと座(Columba)/星座の基本を学ぼう②

はと座(Columba)

Columba(はと座)

和名 はと(鳩)
学名 Columba
略符 Col
設定者 プランシウス
概略位置 赤経:5h40m / 赤緯-34°
面積 270平方度
20時正中 2月10日
南中高度 約20°
主な季節
肉眼星数 約70個

はと座

はと座は、オリーブの小枝を咥えた鳩(はと)の姿を表した星座です。
はと座は、南の空の低くに輝く小さな星座です。
はと座は、オリオン座うさぎ座の南を探すと見つけられます。
はと座は、一番明るい星で3等星が1つだけなので、あまり目立たない星座です。
アルファベットの「Y」を横にしたような星並びをしていますので、じっくり辿ってみてください。

 

ギリシャ神話では、

ギリシャ神話では、はと座については特に伝えられていません。
というのも、おおいぬ座の中で、まだ星座の形を成していない星を区別するために、1592年にペトルス・プランシウスによって作られた新しい星座だからです。
ペトルス・プランシウスはオランダ共和国の天文学者であり、地図製作者であり、聖職者でもある人物です。
ペトルス・プランシウスは、多くの天球儀や星図を制作しました。
また、現在でも使われている4つの星座を考案したことでも知られている人物です。

 

余談ですが、

余談ですが、はと座の設定者はヨハン・バイエルではないのかと言われることがあります。
しかし、ヨハン・バイエルは、はと座の設定者ではありません。

というのは、ヨハン・バイエルは1603年に著した「ウラノメトリア」の中で、はと座を独立した星座としては扱ってはいなかったものの、おおいぬ座の星図の中に鳩を描いていました。
そこには、星表でRecentioribus Columba(最近言われている鳩)と記していました。

恐らく、この辺の話が誤解を招く原因になったのではないかと思われます。

 

という事で、今回はここまで。

いかがでしたか?

あなたも天体望遠鏡でこの星座を見てみてはいかがでしょうか!?

それでは

次回もお楽しみに!


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