さそり座(Scorpius)
和名 | さそり(蠍) |
学名 | Scorpius |
略符 | Sco |
設定者 | プトレマイオス |
概略位置 | 赤経:16h30m / 赤緯-26° |
面積 | 497平方度 |
20時正中 | 7月25日 |
南中高度 | 約28° |
主な季節 | 夏 |
肉眼星数 | 約170個 |
さそり座
さそり座は、星占いで有名な黄道12星座の1つです。
さそり座は、尾の先に毒針を持つサソリの姿を表した星座です。
大きなS字の形をしているのが特徴です。
さそり座を探す場合、このS字の中央付近に赤く輝くアンタレス(1等星)が目立ちますのでアンタレスを見つけてからS字を辿るように見つけるとわかりやすいでしょう。
ギリシャ神話では、
ギリシャ神話では、巨人オリオンを尾の毒針で刺し殺す大サソリとして登場します。
女神アルテミスは、巨人オリオンの目に余る行動に困ってしまいました。
困り果てた女神アルテミスは女神ガイアに相談しました。
すると女神ガイアは巨人オリオンの行動に怒りました。
そして1匹の大サソリを刺客として巨人オリオンの元へつかわすことにしました。
流石の巨人オリオンも、目の前に突然大さそりが登場したことには驚きました。
巨人オリオンは必死に脚で大サソリを踏みつぶそうとしました。
ところが、大サソリは素早く動いて攻撃をかわします。
次の瞬間、大さそりは長い尾の毒針で巨人オリオンを刺してしまいます。
さすがの巨人オリオンも大サソリの猛毒にはかないません。
そして、もがき苦しんだあげくに息絶えてしまったのです。
大さそりは、この功績がたたえられ、女神ガイアによって天に上げられ、さそり座として輝くようになりました。
さそりに刺された巨人オリオンも天に上げられました。
しかし、巨人オリオンは星座になってからも大サソリが恐いので、 さそり座が昇ってくると西空から沈んでいきます。
余談ですが、
余談ですが、勇者オリオンが「この世に自分ほど強いものはいない!」と豪語し神々をけなしていたので、 女神ヘラが激怒してこの大サソリをつかわし、巨人オリオンを尾の毒針で刺し殺させたという話もあります。
この辺は諸説ありますのでどれが正解ということではありません。
諸説ある場合は、自分で気に入った物語を好きになればいいかと思います。
いろいろ調べると面白いですよね。
という事で、今回はここまで。
いかがでしたか?
あなたも天体望遠鏡でこの星座を見てみてはいかがでしょうか!?
それでは
次回もお楽しみに!