かんむり座(Corona Borealis)/星座の基本を学ぼう②

かんむり座(Corona Borealis)

Corona Borealis(かんむり座)

和名 かんむり(冠)
学名 Corona Borealis
略符 CrB
設定者 プトレマイオス
概略位置 赤経:15h40m / 赤緯+30°
面積 179平方度
20時正中 7月12日
南中高度 約84°
主な季節
肉眼星数 約30個

かんむり座

かんむり座は、美しい王冠の形を表した星座です。
半円形の星ならびで形はハッキリりしています。
少々小さめの星座ですが一度確認できると案外覚えやすい星座の1つといえます。
春の星座のうしかい座と夏の星座のヘルクレス座の間に位置しています。

かんむり座の主星はアルフェッカです。
この星はゲンマとも呼ばれています。
ゲンマは『宝石』という意味を持ちます。
かんむり座にとって、正にピッタリのネーミングだと思いませんか。

 

ギリシャ神話では、

ギリシャ神話では、王女アリアドネの冠が星座になったとされています。

ギリシアのアテネの町は、当時のクレタ島の王ミノスにより支配されていました。

アテネの町は、毎年美少年と美少女を7人ずつ 差し出すように命じられていました。
理由は、クレタ島のラビリンスに住む怪人ミノタウルスに捧げるためです。

すでに王女アリアドネも捧げられています。

あるとき、勇者テセウスがこのクレタ島行きに志願します。
そして勇者テセウスは怪人ミノタウルスを倒すために出発します。

勇者テセウスは見事に怪人ミノタウルスを倒しました。

勇者テセウスは王女アリアドネを連れてクレタ島を出発しました。

助けられた王女アリアドネは、勇者テセウスに恋に落ちました。

しかし、なぜか勇者テセウスはアテネへ戻る途中の島に王女アリアドネを置き去りにしてしまいます。

残された王女アリアドネは突然のことに嘆き悲しみました。

その後、王女アリアドネは、その島を支配していたディオニュソスに迎えられ妻となります。

そして、その印として与えられたのが、この王冠だったと伝えられています。

 

余談ですが、

余談ですが、かんむり座には『かんむり座R』という変光星(見かけの明るさが変化する恒星のこと)があります。

シーイングが良い時には6等星のかんむり座Rをギリギリ肉眼で見ることができます。

ですが、ある日突然暗くなり見えなくなることがあります。

これは、この星の中からガスが吹き出して、光を外に出さなくなることが理由とされています。

『かんむり座R』が見えるのか?見えないのか?
あなたも確かめて見てはいかがでしょうか?

 

という事で、今回はここまで。

いかがでしたか?

あなたも天体望遠鏡でこの星座を見てみてはいかがでしょうか!?

それでは

次回もお楽しみに!


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