みなみのうお座(Piscis Austrinus)/星座の基本を学ぼう②

みなみのうお座(Piscis Austrinus)

Piscis Austrinus(みなみのうお座)

和名 みなみのうお(南の魚)
学名 Piscis Austrinus
略符 PsA
設定者 プトレマイオス
概略位置 赤経:22h10m / 赤緯-32°
面積 245平方度
20時正中 10月19日
南中高度 約22°
主な季節
肉眼星数 約50個

みなみのうお座

みなみのうお座は、みずがめ座のすぐ南側にある魚の姿を表した星座です。
この魚は、すぐ隣のみずがめ座の水瓶から流れ出る水を飲み干す姿ともいわれています。

α星フォーマルハウトが、みなみのうお座の口元になりますが、ここから水を飲んでいるのです。

みなみのうお座は秋の南の空にあります。
秋の南の空は、明るく目立つ星が少ないのですが、みなみのうお座にある一等星のフォーマルハウトが一際輝いていますので、見つけやすいと思います。

このフォーマルハウトが見つかれば、そこがみなみのうお座の口元になりますので星座の全体を辿っていけばわかりやすくなります。

 

ギリシャ神話では、

ギリシャ神話では、みなみのうお座についてはあまり詳しくは伝えられていません。
その為、神話としては明確なことは言えません。

そこで、こちらでは一説を挙げていきます。

みなみのうお座の魚も、うお座と同じく、美の女神アフロディーテーの化身だと言う説です。
神々が喜びの宴を催していると、突然、巨人怪物デュポンが現れ神々目掛けて襲ってきたのです。

そして神々は色々な姿に化けて巨人怪物デュポンから逃げたのです。

この時に、美の女神アフロディーテーが魚に化けて逃げたのですが、その姿が星座になったということです。

 

余談ですが、

余談ですが、みなみのうお座のα星フォーマルハウトの話です。
フォーマルハウトは、秋の星空の中でも唯一の1等星です。
そのため秋の星空でもよく目立つ星です。

このフォーマルハウトですが、アラビア語で「魚の口」という意味を表します。
みなみのうお座のちょうど口元で輝いていますので、正にぴったりのネーミングだと言えますね。

 

という事で、今回はここまで。

いかがでしたか?

あなたも天体望遠鏡でこの星座を見てみてはいかがでしょうか!?

それでは

次回もお楽しみに!


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