アンドロメダ座(Andromeda)/星座の基本を学ぼう②

アンドロメダ座(Andromeda)

Andromeda(アンドロメダ座)

和名 アンドロメダ
学名 Andromeda
略符 And
設定者 プトレマイオス
概略位置 赤経:0h40m / 赤緯+38°
面積 722平方度
20時正中 11月26日
南中高度 約88°
主な季節
肉眼星数 約150個

アンドロメダ座

アンドロメダ座は、両腕を鎖で繋がれた古代エティオピアの王女アンドロメダーの姿を表した星座です。

アンドロメダ座は、ペガスス座と並ぶ大きな星座で秋の大四辺形の一部であり、M31大星雲があることでも知られた星座です。

 

ギリシャ神話では、

ギリシャ神話では、王女アンドロメダーはエティオピア王のケーぺウス(ケフェウス)と大妃カシオペヤ(カッシオペイヤ)の娘です。

アンドロメダーの母カシオペヤはとても自慢好きな性格をしていました。

ある日、カシオペヤは『私の美貌はネレイス(海に住む女神たち)にも優る』と自慢しました。

それに腹を立てたネレイスはポセイドーン(海と地震を司る神)に訴えました。

するとポセイドーンは、ケーぺウス王の住むエティオペアに海の怪物ケートス(くじら座)を遣わし災害を引き起こさせました。

それに困ったケーぺウス王はポセイドーンに許しを乞いました。

ポセイドーンは言いました。

『災害を止めるには、娘のアンドロメダー姫を、海の怪物ケートスに生贄として捧げねばならぬ』

ケーぺウス王は従うしかありませんでした。

そしてアンドロメダーは海辺の岩に鎖で縛られ、海の怪物ケートスに捧げられました。

その時、生贄とされたアンドロメダーを、別の冒険から帰る途中のペルセウスが見つけたのです。

アンドロメダーにこれまでの事情を聞くなり、ペルセウスはすぐ様海の怪物ケートスを倒してアンドロメダーを救ったのです。

その際、剣で切って倒したとする説と、ペルセウスが前の冒険の戦利品として持っていたメドゥーサの首を見せて石にして倒したとする説とがあります。

その後しばらくして、アンドロメダーはペルセウスの妻となりました。
二人の間には6人の子が誕生しました。

アンドロメダーは知恵、芸術、工芸、戦略を司るギリシア神話の女神アテーナーにより天に上げられ、星座になったと言われています。

 

余談ですが、

余談ですが、M31(アンドロメダ銀河)は肉眼で見てもボーッと雲のように見える大銀河です。
天体望遠鏡や 双眼鏡で観望するとその様子がよくわかります。
是非とも口径の大きな天体望遠鏡や双眼鏡で観望したい天体の1つです。

もし天体望遠鏡があれば二重星アルマクも見て欲しい恒星です。
倍率を高くすると、青色とオレンジ色の星が並んで見えてくるでしょう。
宝石のような美しさがあります。
アルマクは夜空が明るい都会でも見ることができます。

 

という事で、今回はここまで。

いかがでしたか?

あなたも天体望遠鏡でこの星座を見てみてはいかがでしょうか!?

それでは

次回もお楽しみに!


目次
星座名一覧
HOME