いて座(Libra)
和名 | いて(射手) |
学名 | Sagittarius |
略符 | Sgr |
設定者 | プトレマイオス |
概略位置 | 赤経:19h00m / 赤緯-25° |
面積 | 867平方度 |
20時正中 | 9月1日 |
南中高度 | 約29° |
主な季節 | 秋 |
肉眼星数 | 約200個 |
いて座
いて座は、星占いで有名な黄道12星座の1つです。
いて座は、半人半馬のケンタウロス族の賢者ケイローンが弓を引く姿を表した星座です。
いて座は、1等星がなく暗い星ばかりのため、空が明るいところでは見つけづらい星座かもしれません。
6つの明るい星が並んだ南斗六星を目印に、いて座を辿ると見つけやすいかもしれません。
ギリシャ神話では、
ギリシャ神話では、ケイローンは大地と農耕の神であるクロノス(父)と、女神ピリュラー(母)との間に生まれました。
野蛮で粗暴とされるケンタウロス族にあったケイローンでしたが、ケイローンだけはれいがいでした。
ケイローンは、アポローンから音楽や予言や医学を学び、アルテミスからは狩猟を熱心に学んだとされています。
ケイローンは、医学を活かし薬草を栽培し人々を助けていました。
また、ケイローンは武術や馬術にも長けていたことから、ヘーラクレース(ヘルクレス)やカストールにその術を授けました。
しかし、ヘーラクレースとケンタウロス族の間に争いが生じます。
その争いに巻き込まれたケイローンは、なんとヘーラクレースの放った毒矢が誤って足に刺さりその毒により死んでしまったのです。
その死を惜しんだゼウス神により、ケイローンが得意の弓を引く姿で星座に上げられたとされています。
余談ですが、
余談ですが、ケイローンの死についてのことです。
実はケイローンは不死身の肉体を持っていました。
だから本来ヘーラクレースの毒矢に刺さっても死ぬことはなかったのです。
ですが、例え不死身の肉体であっても、毒矢の毒の影響には流石のケイローンも苦しめられたのです。
ケイローンは何とかその苦痛から逃れるためにゼウス神を頼ります。
すると、ゼウス神の取り計らいによりケイローンの不死身の能力を、プロメーテウスに譲り渡すこととしました。
その結果、ケイローンの肉体は不死身の能力を失いました。
つまり、耐えきれない毒の苦しみから解放されるために自ら死を選んだのです。
これには流石のゼウス神も心が痛んだとされています。
という事で、今回はここまで。
いかがでしたか?
あなたも天体望遠鏡でこの星座を見てみてはいかがでしょうか!?
それでは
次回もお楽しみに!