コップ座(Crater)/星座の基本を学ぼう②

コップ座(Crater)

Crater(コップ座)

和名 コップ
学名 Crater
略符 Crt
設定者 プトレマイオス
概略位置 赤経:11h20m / 赤緯-15°
面積 282平方度
20時正中 5月7日
南中高度 約39°
主な季節
肉眼星数 約30個

コップ座

コップ座は、小さなコップではなく、大きな杯の姿を表した星座です。
一説によれば太陽神アポロンのゴブレットを表すと言われています。
別の説によると、酒の神ディオニュソスの所持品だという説もあ理ます。

コップ座は、おとめ座の南側にあり、うみへび座の背中に乗ったような位置で輝いています

 

ギリシャ神話では、

ギリシャ神話では、酒の神ディオニュソスがアテネに滞在しているときのことです。
ディオニュソスはアテネの王からとてもたくさんの恩恵を受けました。

そこでディオニュソスは、王へのお礼として得意のお酒の作り方を教えたのです。

後に王は、農民たちに喜んでもらおうとディオニュソスから教わった酒を振舞ったのです。
しかし酒を知らない農民たちは酔いがまわったのを「毒を飲まされた」と早合点してしまいました。

その結果、農民たちはなんと王を殺してしまったのです。

その悲しい出来事を慰めるために、酒の神ディオニュソスが自らの所持品である立派な杯を王のために天に挙げ星座にしたとされています。

コップ座については諸説ありますので興味のある方は調べてみるのも面白いかと思います。

 

余談ですが、

余談ですが、古代エジプトでは、コップ座の位置を目安にすることで、ナイル川の水かさを考えていたと言われています。
古代エジプトでは、こうした意味でとても重要視されていた星座の1つなのです。

 

という事で、今回はここまで。

いかがでしたか?

あなたも天体望遠鏡でこの星座を見てみてはいかがでしょうか!?

それでは

次回もお楽しみに!


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