ちょうこくしつ座(Sculptor)/星座の基本を学ぼう②

ちょうこくしつ座(Sculptor)

Sculptor(ちょうこくしつ座)

和名 ちょうこくしつ(彫刻室)
学名 Sculptor
略符 Scl
設定者 ラカイユ
概略位置 赤経:0h30m / 赤緯-35°
面積 475平方度
20時正中 11月24日
南中高度 約19°
主な季節
肉眼星数 約50個

ちょうこくしつ座

ちょうこくしつ座は、彫刻家のアトリエ(彫刻室)を表した星座です。
ちょうこくしつ座は、南天にある星座で日本でも見ることができます。
星座面積は広いのですが、高度が低く明るい星もないため少々探しにくい星座といえます。
くじら座の尾尻の下を辿ると、探す目安になります。

ちょうこくしつ座は、幾つかの銀河があることでもよく知られています。
くじら座との間にある、NGC253(渦巻星雲)や、NGC288(球状星団)が特に有名です。

NGC253は、「ちょうこくしつ銀河」とも呼ばれている大型の渦巻銀河です。

 

ギリシャ神話では、

ギリシャ神話では、ちょうこくしつ座は特に伝えられていません。
というのも、1750年代前半に、フランスの天文学者・ニコラ・ルイ・ド・ラカイユ(ラカーユ)によって設定されたばかりの新しい星座だからです。

設定された当初の星座名は、「彫刻家のアトリエ」だったと言われています。
因みに、日本では「ちょうこくしつ座」が正式な星座名とされています。

 

余談ですが、

余談ですが、ちょうこくしつ座は正確に言うとラカイユ本人の彫刻室の様子を星座にしたものだといわれています。
星座絵では木製の台に置かれた胸像や、石の台の上にノミや木づちが置かれた絵が描かれています。

ラカイユは、他にもちょうこくぐ座(彫刻具座)や、がか座(画架座)といったユニークな星座も設定されています。

 

という事で、今回はここまで。

いかがでしたか?

あなたも天体望遠鏡でこの星座を見てみてはいかがでしょうか!?

それでは

次回もお楽しみに!


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