つる座(Grus)/星座の基本を学ぼう②

つる座(Grus)

Grus(つる座)

和名 つる(鶴)
学名 Grus
略符 Gru
設定者 バイエル
概略位置 赤経:22h20m / 赤緯-47°
面積 366平方度
20時正中 10月22日
南中高度 約8°
主な季節
肉眼星数 約60個

つる座

つる座は、自慢の首を真っ直ぐに伸ばし、大きな翼を雄大に広げた鶴の姿を表した星座です。
つる座は、南天の低い位置にある星座です。
つる座は、アルナイル(Alnair)などの明るい恒星があり、星並びも綺麗でわかりやすい十字のよう形をしている特徴的な星座です。
つる座は、南に低くしか上らないのため、日本では沖縄あたりからであれば全体を確認することができます。

 

ギリシャ神話では、

ギリシャ神話では、つる座は特に伝えられていません。
というのも、つる座は16世紀以降にドイツの法律家ヨハン・バイエルによって作られた新しい星座だからです。

このバイエルが、1603年に発刊したウラノメトリアでそれを引用したことにより世に知られるようになりました。

ウラノメトリアは、バイエルによって出版された星図書なのですが、『バイエル星図』とも呼ばれています。

 

余談ですが、

余談ですが、このつる座には幾つかの別の名前が付けられていたことをご存知ですか?

1つ目が『さぎ座』です。
これは、デ・ハウトマンが1603年に出版した星表で名付けたものです。

2つ目が『フラミンゴ座』です。
これは、プランシウスが少し遅れて1625年に作成した地球儀に記した星座名です。

しかし、『さぎ座』も『フラミンゴ座』も世間に定着することがなく、結果的にオリジナルの『つる座』が世に広まり定着したのです。

 

という事で、今回はここまで。

いかがでしたか?

あなたも天体望遠鏡でこの星座を見てみてはいかがでしょうか!?

それでは

次回もお楽しみに!


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