やぎ座(Capricornus)/星座の基本を学ぼう②

やぎ座(Capricornus)

Capricornus11

和名 やぎ(山羊)
学名 Capricornus
略符 Cap
設定者 プトレマイオス
概略位置 赤経:20h50m / 赤緯-20°
面積 414平方度
20時正中 9月29日
南中高度 約34°
主な季節
肉眼星数 約80個

やぎ座

やぎ座は、星占いで有名な黄道12星座の1つです。

やぎ座は、上半身は若いヤギで、下半身はコイのエンキの姿を表した星座です。

やぎ座の逆三角形の星の並びは、空にぽっかりと開いた大きな口の形にも見えます。
そのことから、太古の人々は、この大きな口から死者が天に登っていくと考えていたとされています。

 

ギリシャ神話では、

ギリシャ神話では、やぎ座はもともと牧神パーンというとても変身が得意な神様でした。

ある日、沢山の神様が集まり宴会をしていました。

するとそこに突然、怪物テュホンが現れたのです。

怪物テュホンといえば大神ゼウスでさえ手をやくほどの暴れん坊です。

困った神様たちは、それぞれ色々な動物に変身して逃げることにしました。

牧神パーンは得意としていた山羊に変身して逃げようとしました。
丁度そのとき、隣にいた美の女神アフロディテとその息子は魚(うお座)に変身して川に飛び込みました。

それを見た牧神パーンは、ならば私もと魚に変身しようとしたのです。
ところが慌てていたこともあり、変身できたのは何と腰から下の部分だけでした。

上半身は山羊のままで、下半身が魚の尾になっています。

牧神パーンのこの慌てぶりを見ていた大神ゼウスは大笑いをしました。
そしてこの姿があまりにも面白かったため、大神ゼウスはその姿を星座に上げてしまったのです。

やぎ座に明るい星がないのは、牧神パーンの照れ臭い気持ちが反映されているとも言われています。

 

余談ですが、

余談ですが、やぎ座α流星群はご存知でしょうか?

やぎ座α流星群は、毎年7月10日〜8月25日頃に活発になる流星群です。
やぎ座の中に放射点があります。

やぎ座α流星群は、あまり活発な流星群ではありませんが、ゆっくりと流れる流星が特徴となります。

また、よく火球が見られることでも人気の流星群です。

毎年ごとに違いますが7月末頃が極大となり、1時間に数個ほどの流星が見られます。

月明かりの影響を受けないときの方が流星が鮮やかに見えます。

 

という事で、今回はここまで。

いかがでしたか?

あなたも天体望遠鏡でこの星座を見てみてはいかがでしょうか!?

それでは

次回もお楽しみに!


目次
星座名一覧
HOME