こいぬ座(Canis Minor)
和名 | こいぬ(小犬) |
学名 | Canis Minor |
略符 | CMi |
設定者 | プトレマイオス |
概略位置 | 赤経:7h30m / 赤緯-6° |
面積 | 183平方度 |
20時正中 | 3月10日 |
南中高度 | 約60° |
主な季節 | 冬 |
肉眼星数 | 約40個 |
こいぬ座
こいぬ座は、小さく可愛らしい小犬の姿を表した星座です。
こいぬ座は、天の川をはさんで、おおいぬ座と向かい合わせに位置した星座です。
こいぬ座は、2つの星だけで形作られる小さな星座です。
しかし、α星(1等星)のプロキオンは、オリオン座のベテルギウスと、おおいぬ座のシリウスと共に冬の大三角をなす星をもった星座です。
ギリシャ神話では、
ギリシャ神話では、こいぬ座について幾つかの説が挙げられています。
1つ目は、巨人狩人オリオンが連れていた猟犬だという説です。
2つ目は、狩人アクタイオンが連れていた猟犬の一頭だという説です。
3つ目は、イーカリオスが飼っていた犬のマイラだという説です。
他にも説があるようです。
ここでは、狩人アクタイオンが連れていた猟犬の一頭だという説について話していきます。
ある日、狩人アクタイオンは山中で道に迷ってしまったときのことです。
ふと、通りかかった泉で、水浴びをしている女神アルテミスの姿を目にしたのです。
狩人アクタイオンは、その美しさに目を奪われ見惚れてしまいました。
するとその時です。
女神アルテミスの裸を見た罪で、狩人アクタイオンは瞬きする間も無く一瞬のうちに鹿の姿に変えられてしまったのです。
すると皮肉なことに、狩人アクタイオンが連れていた猟犬が、あろうことか獲物と間違えて鹿になった狩人アクタイオンに食らいつき、噛み殺してし待ったのです。
これは残念な出来事ではあったものの、この猟犬が猟犬としての仕事を純粋に遂行したその姿に心打たれた大神ゼウスは、その猟犬の一頭を天に上げ星座にしたということです。
余談ですが、
余談ですが、こいぬ座は1等星プロキオン以外は暗い星ばかりなので星座の形を辿りにくいと思います。
プロキオンを見つけたら、この辺がこいぬ座かなとイメージしながら辿ってみて下さい。
焦らず辿ることで、星座への楽しみが増えるのではないでしょうか。
という事で、今回はここまで。
いかがでしたか?
あなたも天体望遠鏡でこの星座を見てみてはいかがでしょうか!?
それでは
次回もお楽しみに!