はくちょう座(Cygnus)/星座の基本を学ぼう②

はくちょう座(Cygnus)

Cygnus(はくちょう座)

和名 はくちょう(白鳥)
学名 Cygnus
略符 Cyg
設定者 プトレマイオス
概略位置 赤経:20h30m / 赤緯+43°
面積 804平方度
20時正中 9月24日
南中高度 約83°
主な季節
肉眼星数 約260個

はくちょう座

はくちょう座は、白鳥の姿を表した星座です。

はくちょう座は、天の川に沿って大きな翼を広げて北から南に飛ぶ形をしているのが特徴です。

はくちょう座は、夏の大三角の1つの星であるデネブを見つけるとわかりやすいでしょう。

他にも、アルビレオなどの大きく明るい星が十字形をつくっているのも見つける時のポイントになりそうですね。

 

ギリシャ神話では、

ギリシャ神話では、このはくちょう座に関して幾つかの説があるとされています。

その中の1つが、大神ゼウスがスパルタの王妃レダに強く惹かれた時の話になります。

これが最も有力な説であるとされています。

大神ゼウスは、王妃レダに会う時は他の者に気づかれぬように、こっそりとある動物に変身をして会いに行っていたのです。

そして、その時に変身したのが、この白鳥だと言われているのです。

もう1つ別の説も紹介しておきましょう。

ある日、パエトーンが太陽の馬車を盗みました。

すると、このことに大神ゼウスが激怒しました。

そして大神ゼウスの手によりパエトーンはエリダヌス川に落とされてしまうのです。

パエトーンが姿を消したことに不安を感じた友人キュクノスがいました。
キュクノスはなぜパエトーンが姿を消してしまったのかを知りません。

パエトーンを探し回るキュクノスに対して、パエトーンの父神アポローンが探しやすいようにキュクノスを天にあげ白鳥の星座にしたとされるものです。

はくちょう座に関してはこれ以外にも幾つかの説があります。
はくちょう座に興味がある方は研究してみるのも楽しいかもしれませんね。

 

余談ですが、

余談ですが、はくちょう座付近からも流星群が見られます。
これを『はくちょう座k流星群』と言います。

この流星群は毎年8月8日から25日ごろに活発になります。
放射点は、はくちょう座とりゅう座の境にあります。

はくちょう座k流星群は、比較的ゆっくりとした流れ方をする流星が特徴です。

それからもう1つ特徴があります。

それは、火球が多くみられることです。
火球とは、簡単に言うと爆発しながら流れる流星を言います。

年により異なりますが8月18日ごろが極大となります。

極大時には1時間に1〜2個程の流星となります。

流星の数は少なめかもしれませんが、火球を見ることができるチャンスとなります。
火球好きにはたまらないひと時となるでしょう。

という事で、今回はここまで。

いかがでしたか?

あなたも天体望遠鏡でこの星座を見てみてはいかがでしょうか!?

それでは

次回もお楽しみに!


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