りょうけん座(Canes Venatici)
和名 | りょうけん(猟犬) |
学名 | Canes Venatici |
略符 | CVn |
設定者 | へベリウス |
概略位置 | 赤経:13h00m / 赤緯+40° |
面積 | 465平方度 |
20時正中 | 6月2日 |
南中高度 | 約N86° |
主な季節 | 春 |
肉眼星数 | 約60個 |
りょうけん座
りょうけん座は、星図絵では熊(おおぐま座 )を追う巨人(うしかい座 )が連れている2匹の猟犬として描かれています。
りょうけん座は、ヘベリウス(ポーランドの天文学者)が17世紀に正式な星座として設定されました。
なので、それ以前はおおぐま座 の一部とみなされていました。
りょうけん座 を見つけるには、北斗七星が形作る柄杓の柄の部分から南側にあるα星コル・カロリ(3等星)を目印にします。
コル・カロリを見つけたら、そこから辿ると見つけられるでしょう。
北側の犬にはアステリオン,南側の犬にはカーラという名前がついています。
ギリシャ神話では、
ギリシャ神話では、特に伝えられてはいない星座です。
というのも、りょうけん座は新しい星座として設定されたものなので神話と結びつける内容がないのが理由です。
余談ですが、
余談ですが、α(アルファ)星コル・カロリは「チャールズの心臓」という意味を持ちます。
1660年5月の王政復古によりイギリス王のチャールズ2世が亡命先のパリからロンドンへ戻ったときのことです。
王位についたことを記念して、E・ハリーが「チャールズの心臓」を命名したもの伝えられてきました。
しかし実際には誤りがあったのです。
その誤りとは、王政復古のときに、チャールズ1世をたたえて当時の星図に「チャールズ1世の心臓」として記されたのが正しいのです。
でも、なぜこのような誤りが起こったのでしょうか。
それには次の理由が伝えられています。
「チャールズ1世の心臓」が命名されてから100年後の星図製作者の誤記があったのですが、その誤記のまま「チャールズ2世の心臓」として現在に伝えられたということです。
という事で、今回はここまで。
いかがでしたか?
あなたも天体望遠鏡でこの星座を見てみてはいかがでしょうか!?
それでは
次回もお楽しみに!