きりん座(Camelopardalis)/星座の基本を学ぼう②

きりん座(Camelopardalis)

Camelopardalis(きりん座)

和名 きりん(麒麟)
学名 Camelopardalis
略符 Cam
設定者 バルチウス
概略位置 赤経:5h40m / 赤緯+70°
面積 757平方度
20時正中 2月10日
南中高度 約N56°
主な季節
肉眼星数 約150個

きりん座

きりん座は、北天でひっそりと輝く麒麟(きりん)の姿を表した星座です。
きりん座は、ポラリス(現在の北極星)の近くにあ理、ぎょしゃ座こぐま座の間に位置しています。

きりん座は、面積は広く比較的大きな星座です。
日本では1年中見ることができる星座なのですが、特に明るい星がなく4等星以下の暗い星から構成されているためあまり目立たない星座といえます。
また、固有の名前を持つ明るい星がないことから、案外見過ごされがちな星座の1つだといえます。

 

ギリシャ神話では、

ギリシャ神話では、きりん座については特に伝えられていません。
というのも、きりん座はドイツの天文学者であり数学者でもあるヤコブス・バルチウスによって新設された新しい星座だからです。

バルチウスがきりん座を紹介した当初は、「らくだ」を記念したものと説明したことから「らくだ座」と呼ばれていた時期もありました。

 

余談ですが、

余談ですが、きりん座の設定者についてですがヤコブス・バルチウスと前述しています。
しかしこの設定者を厳密に言うと実はペトルス・プランシウスという人物なのです。

ペトルス・プランシウスはオランダ共和国の天文学者であり、聖職者でもあり、更に地図製作者でもある人物です。

元々は、このペトルス・プランシウスが1612年に「Camelopardalis」として天球儀に描いたのが最初なのです。

しかし、その後にヤコブス・バルチウスがこのきりん座を含む幾つかの星座を編集したことからバルチウス星座として扱われているのです。

 

という事で、今回はここまで。

いかがでしたか?

あなたも天体望遠鏡でこの星座を見てみてはいかがでしょうか!?

それでは

次回もお楽しみに!


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