ふたご座(Gemini)/星座の基本を学ぼう②

ふたご座(Gemini)

Gemini(ふたご座)

和名 ふたご(双子)
学名 Gemini
略符 Gem
設定者 プトレマイオス
概略位置 赤経:7h00m / 赤緯+22°
面積 514平方度
20時正中 3月2日
南中高度 約76°
主な季節
肉眼星数 約120個

ふたご座

ふたご座は、星占いで有名な黄道12星座の1つです。

ふたご座は、双子の男の子が並んだ姿を表した星座です。

α星のカストルとβ星のポルックスが、2つ仲良く並んで輝いているのを見つけられれば、そこからその下に連なる並びを辿ってみてください。
明るい星が多いので都会の夜空でも比較的見つけやすい星座です。

 

ギリシャ神話では、

ギリシャ神話では、ふたご座になった双子は、大神ゼウスとスパルタ国王妃レーダの間に生まれた双子の兄弟とされています。

双子の兄はカストール、弟はポリュデウケース(ポルックス)です。
そして大神ゼウスの血をより濃く受け継いだのが弟のポリュデウケース(ポルックス)でした。
そのため、ポリュデウケース(ポルックス)は、不死の体を得ていました。

二人は大変仲が良く、たくさんの冒険に出かけてはその名を轟かせていました。
中でもアルゴ船に乗りコルキス国へ金色の羊の毛皮を取りにいく冒険が有名です。

二人はとても困難な冒険も切り抜けてきたのですが、ある日のこと二人に不幸が訪れたのです。
それは、イーダースとリュンケウスとの争いの中で起こりました。

このイーダースとリュンケウスはメッセーネー王アパレウスの双子の息子で従兄弟にあたります。
この双子の従兄弟との間で牛の群れの権利をめぐり争奪戦が始まってしまったのです。

この争奪戦の中でイーダースの放った矢が、兄のカストールを射抜かれ死んでしまいます。
そのことに怒り狂った弟ポリュデウケース(ポルックス)はイーダスとリュンケウスを相手に戦い、遂にその仇を打ったのです。

その後、兄カストールを失った弟のポリュデウケース(ポルックス)は悲しみの末、大神ゼウスにお願いをしにいきました。
その内容は、自分の不死の体を兄と分かち合いたいというものでした。

これには大神ゼウスも心を打たれその願いを受け入れたのです。

そして大神ゼウスは、そんな二人の兄弟愛の証として二人を天に上げて星座にしたのです。

 

余談ですが、

余談ですが、ふたご座流星群をご存知ありますか?

ふたご座流星群は、夏のペルセウス流星群と並ぶ、大変有名な流星群です。

毎年12月中頃にピークを迎える流星群です。
α星カストルの付近から流星が流れます。

月明かりがなく夜空の暗い場所では、年によって異なりますが1時間に30個程度の流星を観察することができます。

 

という事で、今回はここまで。

いかがでしたか?

あなたも天体望遠鏡でこの星座を見てみてはいかがでしょうか!?

それでは

次回もお楽しみに!


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