けんびきょう座(Microscopium)
和名 | けんびきょう(顕微鏡) |
学名 | Microscopium |
略符 | Mic |
設定者 | ラカーユ |
概略位置 | 赤経:20h50m / 赤緯-37° |
面積 | 210平方度 |
20時正中 | 9月29日 |
南中高度 | 約18° |
主な季節 | 秋 |
肉眼星数 | 約40個 |
けんびきょう座
けんびきょう座は、科学や理科などで使われる顕微鏡の姿を表した星座です。
けんびきょう座は、やぎ座の下に位置しています。
夏から秋口にかけて南の空に低く見える星座です。
顕微鏡のイメージからすると、意外にも広い面積を占めている星座ですが、明るい星はありません。
一番明るい星でも5等星です。
そのため、顕微鏡の姿を想像するのはなかなか難しいと言えます。
星座絵を見ると、とても大きな顕微鏡の姿が描かれています。
これは現代の顕微鏡と当時の顕微鏡を比べると、かなり大型でたいへん大がかりな顕微鏡であったことが想像できます。
ギリシャ神話では、
ギリシャ神話では、特に伝えられていない星座です。
というのも、ニコラ・ルイ・ド・ラカーユによって1756年に設定されたばかりの新しい星座であることが理由です。
ラカーユが描いた顕微鏡は、当然ですが現在のものとは随分と違っています。
大きさや操作方法、仕組みなど、その当時に実用化され始めたばかりの顕微鏡だと考えられています。
余談ですが、
余談ですが、このけんびきょう座は、天文ファンでもあまり見ることがない星座だといわれています。
これは、暗い星ばかりで特に目印になる星もなく、そもそも星並びでは顕微鏡をイメージすることが難しいなど、星座としての魅力に欠けていることが理由のようです。
もしこの顕微鏡座を探してみようとするなら、都会の明るい空から離れて、南の空がひらけた場所へ行きましょう。
そして南中高度は地平線から20°(東京)くらいなので、じっくり焦らず天体望遠鏡を覗いてみるといいかと思います。
という事で、今回はここまで。
いかがでしたか?
あなたも天体望遠鏡でこの星座を見てみてはいかがでしょうか!?
それでは
次回もお楽しみに!