てんびん座(Libra)/星座の基本を学ぼう②

てんびん座(Libra)

Libra(てんびん座)

和名 てんびん(天秤)
学名 Libra
略符 Lib
設定者 プトレマイオス
概略位置 赤経:15h10m / 赤緯-14°
面積 538平方度
20時正中 7月5日
南中高度 約40°
主な季節
肉眼星数 約80個

てんびん座

てんびん座は、星占いで有名な黄道12星座の1つです。

てんびん座は、その名の通り天秤の形を表した星座です。
てんびん座は、おとめ座さそり座の間に位置してます。
明るい星がなく暗い星々で恒星されているので目立ちにくいかもしれません。

 

ギリシャ神話では、

ギリシャ神話では、女神アストレアが手にしている天秤がてんびん座のモデルになっていると言われています。

アストレアは正義の女神として神話の中に描かれています。
てんびん座の近くにあるおとめ座は、女神アストレアの姿だという説もあります。

さて、アストレアが手にしている天秤ですが、これは死者の魂の重さ量るためにあると言われています。
そして、この天秤は魂の重さから、その魂の『善』と『悪』を見抜きます。

魂の重さを量り、天秤の皿が『悪』に傾いたものは冥界に送られてしまいます。

大昔は、神々と人間は一緒に暮らす平和な世の中でした。
その頃は、女神アストレアの天秤はいつでも『善』に傾くばかりでした。

しかし、パンドラがパンドラの箱(世界中の災厄をつめていた箱)の蓋を開けてしまいます。

その直後、閉じ込められていた全ての災厄は箱から飛び出し世界中へと飛び散ってしまいます。

こうなると、人間は『善』から『悪』に変わってしまう人が次から次へと現れます。

恨み、妬み、僻み、嫉妬、差別、暴力、、、、、。

こうなると女神アストレアは大忙しとなります。

最初は人間と一緒に暮らしていた神々も、この状況にうんざりし次々に天に戻っていきました。

しかし、女神アストレアだけは人々に悪を捨て善を成すことを諭して廻りますが、良くなるどころか悪くなる一方でした。

この状況に女神アストレアは人々を見限り遂に天に戻ることを決めたのです。

女神アストレアが天に戻った後も、死者の魂を量れるように、この天秤を天に上げ星座として今も尚その役割を果たしているとされています。

 

余談ですが、

余談ですが、この天秤は「時をはかる天秤」という説もあります。

現在の秋分点は、おとめ座にあります。
しかし、かつての秋分点はてんびん座に位置していたのです。

秋分点がてんびん座にあった頃は、秋分の日になると太陽がてんびん座にかかり、昼夜の長さを等しくわけていたことから、時をはかる天秤だとも言われています。

という事で、今回はここまで。

いかがでしたか?

あなたも天体望遠鏡でこの星座を見てみてはいかがでしょうか!?

それでは

次回もお楽しみに!


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