さんかく座(Triangulum)/星座の基本を学ぼう②

さんかく座(Triangulum)

Triangulum(さんかく座)

和名 さんかく(三角)
学名 Triangulum
略符 Tri
設定者 プトレマイオス
概略位置 赤経:2h00m / 赤緯+32°
面積 132平方度
20時正中 12月16日
南中高度 約86°
主な季節
肉眼星数 約30個

さんかく座

さんかく座は、小さな三角定規の姿を表した星座です。
さんかく座は、北天にある小さな星座で、3等星と4等星で細長い三角形を形成しています。
さんかく座の周辺には、特に明るい星がないので比較的見つけやすい星座です。
アンドロメダ座の南側に、長細い三角形を形作って輝いていますので容易に確認できます。

 

ギリシャ神話では、

ギリシャ神話では、さんかく座は特に伝えられていません。

さんかく座自体は、とても古くから作られている星座で、紀元前1200年頃には既にあったとされています。
ですが、神話や伝説などは残念ながら伝わっていません。

さんかく座は、星並びがギリシャ文字の Δ(デルタ)の形に似ていることから、その昔ギリシャでは「デルトートン」とも「デルタ座」とも呼ばれていました。

また、エジプトではナイル川の河口にある三角州に似ていることから、 「ナイルのデルタ地帯」と呼ばれていた時代もあるようです。

綺麗な三角形をしていることと、比較的目立ちやすい星座であったことから、その土地ごとに色々な例えで呼ばれていたようです。

 

余談ですが、

余談ですが、さんかく座といえば、そのすぐ近くに渦巻星雲M33(NGC598)があることで知られています。
このM33は、アンドロメダ座大銀河と並ぶ、とても大きく明るい星雲です。
そのため、M33は「さんかく座銀河」とも呼ばれています。

M33は、肉眼では確認しにくいのですが、双眼鏡で眺めると淡く輝いているのが分かるかと思います。
また、小型の望遠鏡を覗けば、渦巻きの様子を見ることができるかと思います。
チャンスのある方は是非見て欲しいと思います。

 

という事で、今回はここまで。

いかがでしたか?

あなたも天体望遠鏡でこの星座を見てみてはいかがでしょうか!?

それでは

次回もお楽しみに!


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