コップ座(Crater)/星座の基本を学ぼう②

コップ座(Crater)

Crater(コップ座)

和名 コップ
学名 Crater
略符 Crt
設定者 プトレマイオス
概略位置 赤経:11h20m / 赤緯-15°
面積 282平方度
20時正中 5月7日
南中高度 約39°
主な季節
肉眼星数 約30個

コップ座

コップ座(こっぷざ、Crater)は、南天の星座の一つで、その名前はラテン語で「杯」を意味します。
以下は、コップ座についての主要な情報です。

特徴

  • 位置
    南天の星座であり、南半球から観測されます。
    北半球では低緯度地域でしか見ることができません。
  • 面積
    282平方度で、88の現代の星座の中で50番目に大きい星座です。
  • 明るい星
    コップ座には特に明るい星はありません。
    主要な星は4等級の範囲内にあります。

観測

  • 季節
    南半球では冬から春にかけて、北半球では低緯度地域で観測が可能です。
  • 主な星
    コップ座には明るい星はありませんが、いくつかの3等級の星が含まれています。

神話と歴史

コップ座は、17世紀のヨハン・バイエルによって導入されました。
その名前の由来は、ラテン語で「杯」を意味する言葉から来ていますが、特定の神話や伝説と結びついた由来はありません。

観測のポイント

コップ座は、南半球で冬から春にかけて、北半球では低緯度地域で観測が可能です。
明るい星が少ないため、観測者にとってはあまり目立たない星座ですが、観測すると興味深い天体があります。

コップ座は、その小さな面積と明るい星が少ないため、天文学愛好家の中ではあまり知られていない星座ですが、観測すると星雲や星団が見られることがあります。

ギリシャ神話では・・・

コップ座(Crater)は、ギリシャ神話には直接的に関連する物語がない星座です。
この星座の名前はラテン語で「杯」を意味し、古代ギリシャの神話や伝説には基づいていません。

起源と歴史

  1. 命名
    コップ座はラテン語で「杯」を意味する「Crater」に由来し、古代ギリシャの神話や伝説とは無関係に、古代の天文学者によって命名されました。
  2. 天文学的特徴
    コップ座は比較的小さな星座で、北天の中に位置しています。
    主に南の天空に広がっており、主要な恒星がいくつか含まれていますが、その輝きは比較的弱いです。
  3. アルマゲスト
    古代ギリシャの天文学者プトレマイオスの著書「アルマゲスト」には、コップ座についての記述があります。
    彼はこの星座を含む多くの星座を詳細に記述し、名称を付けましたが、これらの星座の多くは彼自身の名前を由来しています。

古代ギリシャの天文学者プトレマイオスは、彼の著書「アルマゲスト」で多くの星座を詳細に記述し、それらに名前を付けました。
コップ座もそのうちの一つであり、その名前はラテン語で「杯」を意味する「Crater」に由来します。
この名前は、星座の形が古代の杯に似ていることによるものです。


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