たて座(Scutum)/星座の基本を学ぼう②

たて座(Scutum)

Scutum(たて座)

和名 たて(楯)
学名 Scutum
略符 Sct
設定者 へベリウス
概略位置 赤経:18h35m / 赤緯-10°
面積 109平方度
20時正中 8月26日
南中高度 約44°
主な季節
肉眼星数 約30個

たて座

たて座(たてざ、Scutum)は、天の川銀河の方向に位置する南天の星座です。
以下は、たて座についての主要な情報です。

特徴

  • 位置
    天の川銀河の方向に位置し、南天からよく観測されます。
  • 面積
    109平方度で、88の現代の星座の中で比較的小さい星座です。
  • 明るい星
    たて座には特に明るい星はありません。
    主要な星は4等級の範囲内にあります。

観測

  • 季節
    南半球では夏から秋にかけて観測が容易です。
  • 主な天体
    • 特に有名な天体はありませんが、天の川銀河の方向にあり、星雲や星団が観測されます。

神話と歴史

たて座は、17世紀のポーランドの天文学者ヨハネス・ヘヴェリウスによって導入されました。
その名前の由来は、ラテン語で「盾」を意味する言葉から来ています。

観測のポイント

たて座は、天の川銀河の方向に位置し、夏から秋にかけて南半球で観測が容易です。
主な天体としては、星雲や星団がありますが、特に有名な天体はありません。

たて座は、その小さな面積と明るい星が少ないため、天文学愛好家の中ではあまり知られていない星座ですが、観測すると興味深い天体があります。

ギリシャ神話では・・・

たて座(Scutum)は、ギリシャ神話とは直接関連していない星座です。
たて座は、他の多くの星座とは異なり、古代からの神話に基づくものではありません。
この星座は、17世紀にヨハネス・ヘヴェリウスによって導入されました。

たて座の歴史

たて座(Scutum)は、ラテン語で「盾」を意味します。
この星座は1684年にポーランドの天文学者ヨハネス・ヘヴェリウス(Johannes Hevelius)によって導入されました。
彼はこの星座を「Scutum Sobiescianum」(ソビエスキの盾)と名付けました。
これは、ポーランドの王ヤン3世ソビエスキ(John III Sobieski)を称えるためでした。
ヤン3世ソビエスキは、1683年にウィーン包囲戦でオスマン帝国軍を破ったことで知られています。
この勝利はヨーロッパの歴史において非常に重要な出来事でした。

星座の特徴

たて座は、夏の夜空に見られる小さな星座で、いて座(Sagittarius)の隣に位置しています。
星座の形は盾を模しており、非常に明るい星は含まれていませんが、星雲や星団が多く存在するエリアに位置しています。
特に、たて座の中にはM11(ワイルドダック星団)という美しい散開星団があります。

ギリシャ神話との関連

たて座はギリシャ神話に直接関連していませんが、「盾」というシンボルは、ギリシャ神話やローマ神話でよく見られる象徴的なアイテムです。
例えば、アテナのアイギスやアキレスの盾など、盾は多くの神話で勇気や防御の象徴として描かれています。
しかし、たて座自体はこれらの神話とは無関係に、ヘヴェリウスによって近代に導入された星座です。

たて座(Scutum)は、ギリシャ神話には基づいていないものの、その名前と形状から歴史的な意義を持つ星座です。
ヘヴェリウスがこの星座を導入したことで、ヨーロッパの歴史の重要な出来事を星空に刻むこととなりました。


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