はと座(Columba)/星座の基本を学ぼう②

はと座(Columba)

Columba(はと座)

和名 はと(鳩)
学名 Columba
略符 Col
設定者 ラカーユ
概略位置 赤経:5h40m / 赤緯-34°
面積 270平方度
20時正中 2月10日
南中高度 約20°
主な季節
肉眼星数 約70個

はと座

はと座(はとざ、Columba)は、南天の星座の一つで、その名前はラテン語で「鳩」を意味します。
以下は、はと座についての主要な情報です。

特徴

  • 位置
    南天の星座であり、ほとんどの場合、北半球からは観測が困難です。
    南天の観測地域であることが多いです。
  • 面積
    270平方度で、88の現代の星座の中で78番目に大きい星座です。
  • 明るい星
    最も明るい星はα星(フィクス、Phact)で、2.64等級です。

観測

  • 季節
    南半球では夏から秋にかけて観測しやすい星座です。
  • 主な星
    • α星(フィクス)
      2.64等級の星で、はと座で最も明るい星です。

興味深い天体

  • NGC 1851
    球状星団で、地球から約3万4千光年の距離にあります。
    望遠鏡を使って見ると、多くの星が密集していることがわかります。

神話と歴史

はと座は、フィリップス・ファン・ヘルモントによって17世紀に導入された比較的新しい星座です。
その名前の由来は、ラテン語で「鳩」を意味する言葉から来ています。

観測のポイント

はと座は、南半球で観測されることが多く、夏から秋にかけて観測が容易です。
フィクスを目印にして、星座の形を探すと良いでしょう。
NGC 1851の球状星団は望遠鏡で見ると美しい天体です。

はと座は、その明るい星と球状星団などの興味深い天体のため、天文学愛好家にとって魅力的な星座です。

ギリシャ神話では・・・

はと座(Columba)は、ギリシャ神話には直接関連していない星座です。
この星座は、南半球の星座で、18世紀にフランスの天文学者ニコラ=ルイ・ド・ラカーユ(Nicolas-Louis de Lacaille)によって導入されました。

はと座の歴史

はと座(Columba)は、ラテン語で「鳩」を意味します。
ラカーユは1756年にこの星座を導入し、南天の星空で白鳩を象徴する星座として位置づけました。
この星座は、他の多くの近代的な星座と同様に、ギリシャ神話や古代の伝説には基づいていません。

星座の特徴

はと座は、小さくて目立たない星座で、南天の星座です。
くじら座(Cetus)やかじき座(Dorado)の近くに位置しています。
この星座には明るい星があまりなく、視覚的にはあまり目立たない星座です。

ギリシャ神話との関連

はと座は、ギリシャ神話には直接関連していません。
ギリシャ神話に登場する鳩は、アフロディーテ(ヴィーナス)の象徴的な動物とされていますが、この星座とは特に関連はありません。
ラカーユがこの星座を導入した背景には、科学的な観測と星座命名の伝統があります。

ラカーユの星座

ラカーユは、南半球の星空を詳細に観測し、多くの新しい星座を提案しました。
これらの星座は、科学、技術、自然界の事物や動物をテーマにしており、ギリシャ神話の伝統的な星座とは異なる特性を持っています。

はと座(Columba)は、ギリシャ神話には基づいていない星座であり、18世紀の天文学者ニコラ=ルイ・ド・ラカーユによって導入されました。
南天の星空に位置し、白鳩を象徴する星座として存在していますが、神話的な伝承とは直接的な関連はありません。


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