ろくぶんぎ座(Sextans)/星座の基本を学ぼう②

ろくぶんぎ座(Sextans)

Sextans(ろくぶんぎ座)

和名 ろくぶんぎ(六分儀)
学名 Sextans
略符 Sex
設定者 へベリウス
概略位置 赤経:10h10m / 赤緯-1°
面積 314平方度
20時正中 4月19日
南中高度 約53°
主な季節
肉眼星数 約30個

ろくぶんぎ座

りょうけん座は、天体観測で使われる六分儀の形を表した星座です。
六分儀とは、円周を6等分し60度角の扇形の円周部分につけた目盛りによって天体の高度を測定する機械を言います。
六分儀は天体観測の他、船舶の世界でも使われています。
また、他にも四分儀や八分儀もあります。

りょうけん座は、うみへび座の頭部としし座の間に挟まれた位置にあり、4等のα(アルファ)星以下は微星ばかりであまり目だたない星座といえます。

 

ギリシャ神話では、

ギリシャ神話では、特に伝えられてはいない星座です。
というのも、1687年にへベリウス(ポーランドの天文学者)によって新設されたばかりの星座であることが理由です。

 

余談ですが、

余談ですが、1679年9月26日にヘヴェリウスは自宅が火災にあいます。
その時、20年以上も愛用していた六分儀や他の天文観測装置、そして多くの書物を失ったのです。

ろくぶんぎ座は、この火災で失われた六分儀を偲んで設定されたものであるといわれています。
また、ろくぶんぎ座を設定するにあたり、この苦い経験が再び起こることがないように強い動物の星座の間に置いたとのことです。

因みに強い動物とはしし座とうみへび座です。
この勇敢な2つの星座に、愛用していた六分儀を永遠に守ってもらうという意味を込めたとされています。

 

という事で、今回はここまで。

いかがでしたか?

あなたも天体望遠鏡でこの星座を見てみてはいかがでしょうか!?

それでは

次回もお楽しみに!


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