みずがめ座(Aquarius)/星座の基本を学ぼう②

みずがめ座(Aquarius)

Aquarius(みずがめ座)

和名 みずがめ(水瓶)
学名 Aquarius
略符 Aqr
設定者 プトレマイオス
概略位置 赤経:22h20m / 赤緯-13°
面積 277平方度
20時正中 10月22日
南中高度 約41°
主な季節
肉眼星数 約170個

みずがめ座

みずがめ座は、星占いで有名な黄道12星座の1つです。

みずがめ座の起源は古く、ギリシア神話では美少年ガニメド(ガニューメーデース)の姿が描かれています。
古代メソポタミアでは、みずがめ座は水の女神の姿と考えられています。

みずがめ座は、比較的大きな星座です。
しかし、3等星以下の暗い星々で構成されているため少々見つけづらい星座と言えます。

みずがめ座を見つけるには、まず始めにペガスス座の大四辺形と、みなみのうお座のα星フォーマルハウトを結ぶ線の東側に三ツ矢の星並びを探してみてください。
少々小さめの星並びですから見落とさないようにしましょう。

この三ツ矢の星並びは、みずがめ座の水瓶の位置にあたります。

ぜひ参考にしてみてください。

 

ギリシャ神話では、

ギリシャ神話では、みずがめ座は大神ゼウスをはじめ他の神々にお酒をつぐ美少年ガニメド(ガニューメーデス)が、 水瓶をもった姿とされています。

ガニメド(ガニューメーデス)は、トロイア国の王子でした。
ガニメド(ガニューメーデース)は、たいへんな美しさを持つ少年でした。
男性からも女性からも羨ましがられるほど、それはそれは美しい女性をも上回るほどのものでした。
そしてその体は光り輝いて見えるほどでした。

ある日のこと大神ゼウスがトロイアの国を見渡していると、あまりにも美しい少年ガニメド(ガニューメーデース)に目がとまりました。大神ゼウスは、その少年ガニメド(ガニューメーデース)を是非とも自分の側に置きたいと考えました。

そして大神ゼウスは、瞬く間に大きな鷲に変身しトロイアの国をめがけ一気に飛び立ったのです。
ガニメド(ガニューメーデース)が羊を世話していると、突然大鷲が飛んできてガニメドを連れ去ったのです。
周りにいた人々も余りの突然の出来事になす術もありませんでした。

しばらくして大鷲はオリンポスの山頂に舞い降りました。

そしてガニメド(ガニューメーデース)の前で、大鷲から大神ゼウスの姿に戻りその正体を明かしたのです。
ガニメド(ガニューメーデース)はあまりの出来事に戸惑うばかりでした。

その後、大神ゼウスの申し出を受け、ガニメド(ガニューメーデース)は大神ゼウスと他の神々のもとに留まり仕えることになりました。

オリンポスに留まったガニメド(ガニューメーデース)は、大神ゼウスに仕えることになったわけですが、その代わりに永遠の若さと美しさを与えられたといわれています。

その後もガニメド(ガニューメーデース)は、神々に一生懸命仕えました。
そしてその褒美として大神ゼウスにより天に上げられ星座となりました。

 

余談ですが、

余談ですが、みずがめ座にある、あの水瓶から流れ出るものは何かというと、当時ガニメド(ガニューメーデース)が大神ゼウスのもとで飲んだ永遠の若さと美しさを与えられた薬水と同じ不老不死の薬水だとされています。

 

という事で、今回はここまで。

いかがでしたか?

あなたも天体望遠鏡でこの星座を見てみてはいかがでしょうか!?

それでは

次回もお楽しみに!


目次
星座名一覧
HOME