わし座(Aquila)/星座の基本を学ぼう②

わし座(Aquila)

Aquila(わし座)

和名 わし(鷲)
学名 Aquila
略符 Aql
設定者 プトレマイオス
概略位置 赤経:19h30m / 赤緯+2°
面積 652平方度
20時正中 9月8日
南中高度 約56°
主な季節
肉眼星数 約120個

わし座

わし座(わしざ、Aquila)は、天の赤道近くに位置する星座の一つです。
この星座は、ラテン語で「鷲」を意味し、ギリシャ神話ではゼウスの鷲であるアエトスがモデルとされています。
以下は、わし座についての主要な情報です。

特徴

  • 位置
    天の赤道付近に位置しており、夏の夜空に見えやすい星座です。
  • 明るい星
    アルタイル(Altair)は、わし座で最も明るい星で、夏の大三角を形成する星の一つです。
    アルタイルは、ベガ(こと座のベガ)やデネブ(はくちょう座のデネブ)と共に、夏の大三角形を作ります。
  • ギリシャ神話
    ゼウスの鷲であるアエトスが、ギリシャ神話でゼウスの雷を運ぶ役割を果たしていたとされています。

観測

わし座は、夏の夜空に観察するのに最適な星座であり、その中のアルタイルは肉眼でも簡単に見つけることができます。
また、わし座にはいくつかの興味深い天体が含まれています。
例えば、わし座にはいくつかの球状星団や銀河が存在します。

アルタイル

  • 位置
    わし座のα星
  • 明るさ
    0.77等級
  • 距離
    地球から約16.7光年
  • 特徴
    アルタイルは、回転速度が非常に速く、赤道部分が膨らんでいる形をしています。

わし座は、天文学愛好家や星座に興味がある人々にとって、観察するのに魅力的な星座です。
夏の夜空に見えるこの星座を探して、アルタイルを目印にすると良いでしょう。

 

ギリシャ神話では・・・

わし座(Aquila)は、ギリシャ神話に深く関連する星座の一つです。
わし座は、ギリシャ神話におけるゼウスの鷲に由来しています。
この鷲は、さまざまな神話や物語に登場し、重要な役割を果たしています。

ゼウスの鷲

ゼウスの鷲は、ギリシャ神話において神々の王であるゼウス(ローマ神話ではユピテル)の象徴として登場します。
この鷲は、ゼウスの使者としての役割を持ち、特に次のような物語で重要な役割を果たします。

ガニメデの誘拐

最も有名な神話の一つは、ガニメデの誘拐に関する物語です。
ガニメデはトロイアの王子であり、その美しさで知られていました。
ゼウスはガニメデに魅了され、彼をオリュンポス山に連れて行くことを決意します。

ゼウスは巨大な鷲に変身し、ガニメデを空高くさらってオリュンポス山へ連れて行きました。
ガニメデはそこでゼウスの酒杯持ち(カップベアラー)として仕え、神々の宴において神々に飲み物を提供する役割を果たしました。
この物語は、わし座が空に描かれる理由の一つとなっています。

プロメテウスの罰

もう一つの有名な神話には、プロメテウスの罰に関するものがあります。
プロメテウスは、人間に火を与えたためにゼウスの怒りを買い、永遠の罰を受けました。
ゼウスはプロメテウスをカウカソス山に鎖で縛り付け、毎日鷲が彼の肝臓を啄むという罰を与えました。
プロメテウスの肝臓は毎晩再生し、鷲は再び翌日に彼を苦しめました。
この鷲もゼウスの鷲とされており、この神話もわし座の起源に関連しています。

わし座の特徴

  • 位置
    わし座は夏の夜空でよく見られる星座で、天の川の中に位置しています。
  • 明るい星
    わし座の中で最も明るい星はアルタイル(Altair)で、これは七夕の織姫と彦星の伝説にも関連しています。
  • その他の天体
    わし座には多くの興味深い天体が含まれています。例えば、球状星団や惑星状星雲などが含まれます。

ギリシャ神話におけるわし座の意義

わし座は、ギリシャ神話においてゼウスの力と権威を象徴する重要な星座です。
ゼウスの鷲は神々の使者であり、神話においてしばしば重要な役割を果たしました。
これにより、わし座は古代から現代に至るまで天文学と神話学において重要な位置を占めています。

現代の天文学におけるわし座

現代の天文学においても、わし座は重要な星座の一つです。
アルタイルは「夏の大三角」を形成する星の一つであり、他の二つの星はこと座のベガ(Vega)とはくちょう座のデネブ(Deneb)です。
この三角形は夏の夜空で非常に目立つため、天文学者や星空愛好者にとって重要な目印となっています。

このように、わし座はギリシャ神話におけるゼウスの鷲に由来し、古代から現代に至るまで多くの物語と観測の対象となってきた星座です。


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