わし座(Aquila)
和名 | わし(鷲) |
学名 | Aquila |
略符 | Aql |
設定者 | プトレマイオス |
概略位置 | 赤経:19h30m / 赤緯+2° |
面積 | 652平方度 |
20時正中 | 9月8日 |
南中高度 | 約56° |
主な季節 | 夏 |
肉眼星数 | 約120個 |
わし座
わし座は、鷲(わし)の姿を表した星座です。
少し変形した十字形をしているのが特徴です。
わし座を見つけるには、夏の大三角をつくる星の1つ、アルタイル(一等星)を見つけてみてください。
そこから辿ると大きなわし座が確認できるでしょう。
ギリシャ神話では、
ギリシャ神話では、トロイアの王子であるガニメド(ガニューメーデース)の話として語られています。
ガニメド(ガニューメーデース)は、たいへんな美しさを持つ少年でした。
男性からも女性からも羨ましがられるほど、それはそれは美しい女性をも上回るほどのものでした。
ある日のこと大神ゼウスがトロイアの国を見渡していると、あまりにも美しい少年ガニメド(ガニューメーデース)に目がとまりました。
大神ゼウスは、その少年ガニメド(ガニューメーデース)を是非とも自分の側に置きたいと考えたのです。
そして大神ゼウスは、瞬く間に大きな鷲に変身しトロイアの国を目掛け一気に飛び立ったのです。
ガニメド(ガニューメーデース)が羊を世話していると、突然大鷲が飛んできてガニメドを連れ去ったのです。
周りにいた人々も余りの突然の出来事になす術もありませんでした。
しばらくして大鷲はオリンポスの山頂に舞い降りました。
そしてガニメド(ガニューメーデース)の前で、大鷲から大神ゼウスの姿に戻りその正体を明かしたのです。
ガニメド(ガニューメーデース)はあまりの出来事に戸惑うばかりでした。
その後、大神ゼウスの申し出を受け、ガニメド(ガニューメーデース)は大神ゼウスと他の神々のもとに留まり仕えることになりました。
このガニメド(ガニューメーデース)を連れ去った時の大鷲の姿が、後にわし座になったとされています。
余談ですが、
余談ですが、オリンポスに留まったガニメド(ガニューメーデース)はどうなったのかというと、大神ゼウスに仕えることになったわけですが、その代わりに永遠の若さと美しさを与えられたといわれています。。
そして、ガニメド(ガニューメーデース)は大神ゼウスや他の神々に仕えたとされています。
更に余談ですが、ガニメド(ガニューメーデース)は後に星座に登場します。
それは、大神ゼウスに仕え、お酒を注ぐ姿が星座に表されるのです。
これは、あの有名な『みずがめ座』です。
そして、あの水瓶から流れ出るものは何かというと、当時ガニメド(ガニューメーデース)が大神ゼウスのもとで飲んだ永遠の若さと美しさを与えられた薬水と同じ不老不死の薬水だとされています。
という事で、今回はここまで。
いかがでしたか?
あなたも天体望遠鏡でこの星座を見てみてはいかがでしょうか!?
それでは
次回もお楽しみに!