こと座(Lyra)/星座の基本を学ぼう②

こと座(Lyra)

Lyra(こと座)

和名 こと(琴)
学名 Lyra
略符 Lyr
設定者 プトレマイオス
概略位置 赤経:18h45m / 赤緯+36°
面積 286平方度
20時正中 8月28日
南中高度 約90°
主な季節
肉眼星数 約80個

こと座

こと座(ことざ、Lyra)は、黄道十二星座の一つで、その名前はギリシャ語で「竪琴」を意味します。
以下は、こと座についての主要な情報です。

特徴

  • 位置
    赤道に近く、夏から秋にかけて観測が容易です。
  • 面積
    286平方度で、88の現代の星座の中で52番目に大きい星座です。
  • 明るい星
    最も明るい星はα星(ヴェガ、Vega)で、0.03等級です。

観測

  • 季節
    北半球では夏から秋にかけて、南半球では低緯度地域で観測が容易です。
  • 主な星:
    • α星(ヴェガ)
      0.03等級の白色の主系列星で、こと座で最も明るい星です。
    • β星(シャルルハン)
      3.25等級の星で、こと座で二番目に明るい星です。

興味深い天体

  • M57(リング星雲)
    こと座の中心に位置する、環状の惑星状星雲です。
    望遠鏡を使って見ると、明るい中心部と周囲の環がはっきりと見えます。
  • ダブルダブル星
    ε星(ダブルダブル)は、4つの恒星からなる視覚的な二重星系です。
    それぞれの星は、望遠鏡を使って二重星に分かれます。

神話と歴史

こと座は、古代ギリシャやローマの天文学者によって知られており、その名前は竪琴を弾いているオルペウスに関連しています。
オルペウスはギリシャ神話の音楽家で、竪琴を弾いて星座に変えられたという伝説があります。

観測のポイント

こと座は、北半球では夏から秋にかけて、南半球では低緯度地域で観測が容易です。
ヴェガやシャルルハンを目印にして、星座の形を探すと良いでしょう。
リング星雲やダブルダブル星は望遠鏡を使って観察すると素晴らしい天体です。

こと座は、その明るい星と美しい天体のため、天文学愛好家にとって魅力的な星座です。

ギリシャ神話では・・・

こと座(Lyra)は、ギリシャ神話においては音楽と詩の神であるオルペウス(Orpheus)に関連付けられることが多いです。

オルペウスとこと座の物語

  1. オルペウスの才能
    • オルペウスは、ギリシャ神話で最も有名な音楽家であり詩人の一人です。
      彼はその美しい歌声とリラ(Lyre、リラとはこと座のこと)で有名でした。
  2. 愛した妻エウリュディケーの死
    • オルペウスの妻エウリュディケーは、蛇に噛まれて死んでしまいます。
      彼女の死に深く悲しんだオルペウスは、冥界の神々にエウリュディケーを取り戻すように懇願します。
  3. 冥界への旅
    • オルペウスはリラを奏でて冥界に向かい、その美しい音楽で冥界の神々を感動させます。
      彼は冥界の王ハーデースとその妃ペルセポネに訴えますが、彼らはエウリュディケーを戻す代わりに、オルペウスが彼女を冥界から連れ出す間に振り返ってはならないという条件を出します。
  4. 失敗
    • オルペウスはエウリュディケーを連れて帰路につきますが、絶望的なまでに彼女を振り返ってしまい、彼女を永遠に失ってしまいます。
  5. 星座としてのこと座
    • オルペウスのリラ(こと座)は、彼の音楽と詩の才能を称えて、天に昇って星座となりました。こと座は夜空で見ることができる美しい星座の一つです。

このように、こと座は古代ギリシャの神話と深く関連しており、音楽と詩の神オルペウスの物語がその名前の由来となっています。


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